狸温の宝塚

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月組の「夢現無双」を観て珠さま武蔵に嫌みを言いたくなる。

こんばんは・・・狸温でございます。


月組の「夢現無双/クルンテープ」を観てきました!!!


美弥るりかさまの佐々木小次郎が美しかった。。。。(≧∀≦)


ところで、珠さまって、もしかしたら役柄に恵まれていない???さもなければ、思いもかけず悪い印象になる?????


いや、珠さまもかっこ良かったのですよ。着物と袴でも厚みがあって、男らしいといえば、男らしい姿でした。ビジュアルは


でも、珠さまは、あまり破天荒には見えない。宮本武蔵は無茶しすぎなはずなのに、全て計算されているように見える。。。。というか、今後も無頼な生活を送っていく人には見えない。


なんというか、大企業の管理職になりそうな感じが拭えない。本当何て言えばいいのか~~役柄より大物感がある。。。というべきか。小物感というべきなのか


若い頃、悪いことや無頼なことをしても、それは経験値を高めるためで、結局は大企業の偉い人さまになる人生を送るという人というか


この話の中で、宮本武蔵は、佐々木小次郎に何度も助けられています。でも、佐々木小次郎の待っている巌流島に遅れていきます。それは計算です。潮の流れを計算して、佐々木小次郎をやっつけたら、逃げられるようにです~~~
冷静な計算。。。


でもね~。戦ではないのよ。決闘なのよ。
そこに計算が見えてくるとね。頭が良くて危機管理ができているということなんでしょうけど・・・。


決闘なら、計算は捨ててほしいなあ~~。演出の問題かもしれませんが、珠さまが演じると危機管理能力が高いことが、凄いことじゃなくて、「あんたは出世する人ですよ。」と嫌みを言いたくなる。


そして、飾らぬ性格を表現していたのかもしれないけど・・・現在の自分のポジションより上で、助けてくれる他人に好感度を持たれるような性格・・・・これも管理職には必要な資質・・・目下の人間には何か他の人とは違う感を与える・・・これこそ出世する人でしょう。


現実的には、いい上司で危機管理能力の高い幹部になるのでしょうけど・・・


こんな人に魅力は感じない。。。。


頭が良くても計算せず、命を散らしてしまった美弥るりかさま小次郎
人として駄目なところばかりでも、肉親に愛されて育った月城さまの又八


の方が役柄の魅力を感じる・・・・


珠さまがトップスターに就任したばかりのころの「アーサー王伝説」や「鳳凰伝」を映像で観た時も思ったのですが、珠さま演じる役には・・・
「あんたは偉い人ですよ~~。ご立派!!!」と皮肉ってやりたくなる何かが潜んでいる~~


きっと、義務や責任を果たし、危機管理をしっかりした王国や帝国を築けるのでしょう


だけど、イケメン部下に恋し狂ってしまったグィネビアや王に忠節を誓いながらも王妃を愛してしまったランスロット・・・を理解できるのか・・珠さまアーサー王にできるのは、壊れた妻の適切な処置・・・理解ではない・・・にしか見えなかった。王の義務として、適切な扱い・・・


トゥーランドットが何故難問を出して、求婚者を殺す恐ろしい姫になったのか・・・
トゥーランドットに共感できたのか・・・受け入れられたのか
珠さまのカラフに分かるのは、美しいトゥーランドットを愛しているということだけ


「鳳凰伝」は和央さんと花房さんコンビでも観劇しているのですが、和央さんカラフは、トゥーランドットのおぞましさも悲しみも分かって、全てを受け入れて引き受けた(愛した)ように見えた・・・ので・・・(私の感覚なんですがね)


演者の違いなのか・・・演出の違いなのか・・・解釈の違いなのか


まあ、珠さま演じる役柄は、現実的には有能な人たちかもしれませんが、そんな人たちをお芝居でみて魅力を感じることはないかな~~という結論です。


演出なのか、役柄がそうなのか、珠さまがそう演じてしまうのか・・・分かりませんが・・・


ショーのクアラルンプールは良かったです。美しいショーでした。客席降りもあって、通路側に座っていた私も3人のジェンヌさんにタッチして貰いました♡


美弥るりかさまのダンスも多かった~~。今度は前の方で見られるので、うっとりしそう~~
それでは

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